1.呼吸

2.快楽

3.「?」の中で

4.肉の誘惑

5.ノイズ・イアー・ワン

6.夜 その2

7.存在証明

8.混乱のC3病室

9.波

10.My Early Words

11.焦燥

12.溺れる

 

1.呼吸

(歌詞はありません)

 

2.快楽

 

不自然体は自然体に食われるのだ

そうだ 今 ぼくの身体がとけているのだ

誇張ばかり スカスカの部屋の中で

今 ぼくの身体がとけているのだ

足はありんこに蝕まれてしまった

寂しい身体がありんこに蝕まれてしまった

なにもしてない言葉だけのパーティー

この夜もいずれ大衆の夜となるのか

この夜もいずれ大衆の夜となるのだ

 

 

 

夕暮れ。秋。天高く舞い上がり、太陽に近づきすぎて溶けてしまったカラス。橙色に光っている海が見える。砂浜ではサングラスをかけた男と金髪の女が肩などを撫で合いながらテントでゆったりしているにちがいない。心の中で念じていたところ、空は急に表情を変え、辺りは一面真っ暗になった。いつの間にか私の棒になめくじが吸い付いていた。これは喜ぶべき事態なのだろうか、考えているとなめくじは高速で動き出した。とんでないなめくじ、快楽なめくじである、大変、逃げろ、逃げろ、てんでずーっと一本道のネオン街を走っていったら、いつの間にか砂浜に辿りついていた。そこでは顔のない身体のカップルやら、身体に肉のついていない、即ち骸骨のカップルやらがたくさんテントで涼んでいた。相も変わらず辺りは一面真っ暗である。夕暮れ時である、のに。と、セクシーなオーラを放っているひとりの肉なし女がわたしに向かってくる。おや、これは喜ぶべき事態なのだろか、そう考えているうちに肉なし女、即ち骸骨女、が私に熱い抱擁を。接吻を。おや、これは心地よい気分だ、と言っているうちに快楽なめくじもすさまじいスピードで動き始めるものだから、たまらず放出。するとどうだろう、私の身体がスカスカになっていく。そうだ、私は足をありんこに蝕まれていたのだ。

 

 

そうだ この夜もいずれ大衆の夜となるのだ

    この夜もいずれ大衆の夜となるのだ

 

3.「?」の中で

 

何のために僕は生まれてきたのか

考えても答えはないのだろうか

何のために僕は生きているのか

考えても意味はないのだろうか

天を見上げる ここはどこなのだろうか

天を見上げる 君は誰なのだろうか

天を見上げる ここはどこなのだろうか

天を見上げる 僕は誰なのだろうか

何にも 何にも わからないのです

何にも 何にも わからないのです

頭がなんだかおかしくなりそうです

頭がなんだかおかしくなりそうです

何にも 何にも わからないのです

何にも 何にも わからないのです

あいつの言葉から逃げられないのです

 

 

4.肉の誘惑

 

僕の頭部がはじけて消えても世界は何にも

変化する様相を見せない

あいつの胸が張り裂けて血が飛び出た時

沢山の人間には 大きな動揺が訪れるが・・

 

変わりはしない世界があって空が悪しき偽善の色に、

諦観の上の妥協の色に染まる

肉の艶めかしさは俺に現実を見せつけてくる

肉が俺に語り掛ける

飢えを呼び覚ますように、そんな声で・・

 

 

5.ノイズ・イアー・ワン

 

(歌詞はありません)

 

6.夜 その2

 

ただいま 君が変わらないこと 知ってる

ただいま また「さよなら」にならないように

手を繋ごう 溶かしてくれてもいい

一つになろう

 

 

 

7.存在証明

 

どうしてこうなってしまうのかな

どうして忘れてしまうのかな

あの時あの場所の楽しいことが

どうしてかすれて記憶の彼方へ

どうして忘れられないのかな

あの時あの場所の辛いことが

どうして捨てられないのかな

あの時あの場所の悲しいことが

 

こうして記憶にとらわれ続けて

いつかは死んでしまうのかな 

こうしてあいつにとらわれ続けて

いつかは死んでしまうのかな

 

どうしてこんなこと歌うのかな

悲しむ人が生まれてしまうのに

どうしてこんな言葉発するのかな

って理由は一番僕がわかってる

こうしてこんな歌を歌うことが

僕が僕を救う数少ないやり方だから

こうしてこんな歌を歌うときが

世界の中で息をしていると思えるから

こうしてこんな歌を歌うことで

わかってほしいとか思ってるわけじゃない

こうしてこんな歌を歌わないと

僕が僕でなくなってしまいそうだから

こうしてこんな歌を歌うことで

わかってほしいとか思ってるわけじゃない

こうしてこんな歌を歌わないと

僕が僕でなくなってしまいそうだから

 

 

8.混乱のC3病室

 

(歌詞は省略いたします)

 

9.波

(歌詞はありません)

 

10.My Early Words

 

(歌詞は省略いたします)

 

 

11.焦燥

 

愛と愛欲の区別が消えるその瞬間が無くならない限り世界に平和は訪れ得ない

 

12.溺れる

 

生産を放棄し溺れる

怠惰に身を任せる

この、今、連ねている言葉も当然のごとく

怠惰のもと、連ねられている言葉である

堕ちるのは随分と簡単だったね

昇っていくのはあんなに大変なのに

このまま消えてしまえれば幸せなのかもしれない、

なんて思ったときもあった

いつかは現実に戻らないといけない

底まで落ちて楽しんでも

死ぬ気がないからいつかは現実に戻らないといけない